和歌山の変わったかまぼこ
和歌山県はかまぼこの有名な県だと知っていますか?
新鮮なお魚は有名ですが、かまぼこの加工技術も中々良く、いろんなかまぼこが作られています。
その中で2つ特徴のあるかまぼこのお話をしたいと思います。
和歌山県民にとってかまぼこは縁起物。結婚式の引出物には必ずと言っていいほど入っています。
今の若い世代の新郎新婦は少し敬遠しがちですが、それでも大抵は両親の強い説得で引出物に入れることになります。
細工かまぼこと言われるもので、一番有名なのが鯛。
真っ赤な鯛の形をしたかまぼこです。
大きさは様々ですがこれがメインに入っています。
そしてあとは、鶴、亀、松など。
それらがセットになって高いと5000円以上します。
そんなにかまぼこをもらってどうするのだろう?と他県の方なら思いますよね。
和歌山では引出物で貰ったかまぼこは、ある程度の大きさに切ると縁起物として近所に配られるのです。
なので貰う場所によっては尾だったり目玉の部分だったり。
見慣れない方からするとすごく不思議なものに見えるかもしれません。
引出物用の鯛のかまぼこは機会がない限り手にすることは難しいかもしれませんが、和歌山県内の主要な駅なら子供へのお土産用として動物や花の形をしたかまぼこが売られているので、和歌山へ寄ることがありましたら一度見てみてくださいね。
もう一つの変わったかまぼこと言えば昆布のかまぼこ。
和歌山は昆布の消費量が全国で一位というくらい、昆布が大好きな県です。
昆布の加工品はいろいろありますが、その中でも一番おすすめなのがこの昆布のかまぼこ。
和歌山はいわゆる板かまではありません。
ラーメンなどに入っているナルトよりも大きくて楕円形の渦巻状のものと言えばよいでしょうか。
和歌山県のうどん店では、うどんやそばに大抵白地に赤い渦巻きのかまぼこが入っています。
昆布のかまぼこはその渦巻き部分が昆布なのです。
食べると昆布特有のねばりと風味があってとっても美味しいんですよ。
いかがでしたか。なんだかかまぼこが食べたくなってきましたね♪
和歌山にはこの他にもたくさん変わったかまぼこがありますので、行く機会があればいろいろ探してみてくださいね。
たとえば那智の滝方面にお出かけならのかまぼこが美味しいですよ。マグロくんは形もかわいいしお味も美味しいのでおすすめです。