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2017年09月10日

パリ協定を離脱すると発表したアメリカの話

先月の下旬のことだったと記憶しているのですが、アメリカがパリ協定を離脱することが決まったようです。パリ協定は二酸化炭素の排出に関係することですから、人間が住む地球全体の環境問題のはずです。それにも関わらず、アメリカだけが排出規制をしないというのは、ユニラテラリズムと言えるのではないでしょうか。19世紀に始まった産業革命以降、人間は二酸化炭素を排出し続けてきました。現在においても排出は続いています。二酸化炭素は、化石燃料を燃やすと必ず排出されるものです。そしてこれは温室効果を持っています。二酸化炭素が大気圏内に停滞すると、地表からの熱が宇宙に逃げていかなくなります。

二酸化炭素以上に温室効果を持つ気体は、フロンガスとメタンガスです。前者は冷蔵庫やエアコンで使用されていました。後者は放牧をする際の糞尿からも放出されています。しかしこの2種類の温室効果ガスは、二酸化炭素の排出量と比較すると、そんなに多いわけではありません。

反対に二酸化炭素自体は温室効果は強くないのですが、量が莫大なので問題になっているわけです。化石燃料とは、石炭や石油や天然ガスやメタンハイドレートのことを示します。それらの燃料燃やすことによって、人間は動力や電力を作り出してきました。そして文化的で便利な社会を維持しています。ところがこの人間の活動が、地球温暖化現象を引き起こしてしまうことは想定されていませんでした。世界で初めて環境問題について言及した著書は「沈黙の春」というものです。それはアメリカの海洋学者の「レイチェル・カーソン」によって書かれました。

田んぼや畑で使用する農薬の中にはDDTという有毒物質が含まれていました。それが川を通って海に流れ込んでくると、プランクトンがそれを吸収することとなります。
そして魚がプランクトンを食べると、有毒物質は生体濃縮が行われて蓄積されることになります。その魚を人間が食べると、人体に悪影響が出てきます。人間だけでなくて、鳥も魚を食べて生きています。そして生体濃縮は鳥の中でもおこなわれ、鳥が生む卵の殻が割れやすくなったのだそうです。そして森から鳥が減少して、春になっても鳥が鳴かなくなりました。それを「沈黙の春」と著者は呼んだのです。地球温暖化現象は、異常気象を引き起こしています。巨大なハリケーンやゲリラ豪雨などです。
ですから再生可能エネルギーを利用した発電方法に切り替えることが急務なのです。
パリ協定を離脱すると発表したアメリカの話


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